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  たわごと編: No.515
 
  2019.04.28 高齢者自動車事故_免許規制論はなやか  
 
  最近また高齢者運転の自動車事故が報道をにぎわしている。報道されるということは高齢者による目立つ大事故が続いているということのようである。そしてその取り上げ方が高齢者に対し強い風当たりを促すキャンペーンになっている印象がある。高齢者の存在が社会のストレスであるかのような報道姿勢や論調は、交通不便な田舎暮らしの私から見れば高齢者イジメみたいに見える。

テレビ番組などでのコメントを見ると、自動車がなくては暮らせない地域に住む高齢者への配慮を論ずる意見もあるが、大方は高齢者への免許規制論が強い印象がある。私は免許規制したいならしたらよいと思うが、それには条件がある。

それしか頼れない高齢者から自動車交通手段を取り上げるなら、自動車を持っているときと同様に他の交通機関を時間に制約されず利用出来るよう整備すること、あるいは買い物施設や医療施設や文化施設その他の利用に不便のない住居例えば都会の便利な駅周辺に高齢者用住宅を国家で用意し転居できるようにすることなどである。

以上は極論かも知れないが、免許規制で困る人間が現状の交通利便性を維持できないような視野の狭い小手先の目先対応の規制だけはご免である。国家の対応ビジョンがまず必要である。田舎暮らしの高齢者である私はそう思うのである。

また、「FACTFULNESS(ハンス・ロスリング他著;上杉周作他訳;日経BP社)」に言うように、高齢者の責任追及よりもっと重要なやるべき課題があるのではないかと考える必要があると思われる。

補足: 
高齢者も核家族であることが前提で考えよ
2019.04.30
今の時代、一族郎党あるいは家族が同じ地域で生計を立て近くに住み互いに助け合いながら暮らすような社会を想定した政策はなじまない。子どもは職を求め都会などに出てあるいは世界に出て働く。そして残した家族の生活を保証する収入を得られる子どもは稀だと思われる。それが日本が経済発展した結果の核家族化の実態である。親を子が見るということあるいは介護離職をせざるを得ないことを前提にした社会モデルは破綻しつつある。社会で子どもを育てるのと同様、社会で高齢者を支えるという発想が必要である。自動車免許返納を家族と相談などという家族同居の親子でしか出来ない相談のたわごとは聞きたくない。生活保護だって他の親族や子などの離れた家族と無関係に対象個人の状況で判断すべきである。それが一族や親子が離れ離れで生きて行かなければならない核家族化社会の責任である。私はそう思っている。


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